自動運転を活かした豊かな兵庫を考える

概要

⾃動⾞産業は、100年に⼀度の変⾰期に直⾯しています。今後、⾃動運転⾞の導⼊や新たな移動のサービスであるモビリティサービスについて、これからの街づくりを考える上で、どうこれらを取込んでいくべきなのかを、住⺠、交通事業者、⼤学、地図会社(⾃動⾞関連企業)、⾃治体、官庁の産官学それぞれの⽴場から議論します。
この議論を通じて、県政 150 周年を迎える兵庫県で、⾃動運転の社会受容や⾼齢化を踏まえた街づくり、⾃動運転関連の産業育成についてどう兵庫県に取込んでいくのかなどについての⽷⼝を⾒つけたいと思います。

日時

4月27日(金)16:00~18:30

会場

KIITO:1F(ステージA)

参加

無料

出演者

東 重利

東 重利

株式会社トヨタマップマスター 代表取締役社長

1952年生まれ。1976年九州大学工学部電気工学科卒業。

1976年4月トヨタ自動車工業株式会社(現トヨタ自動車)入社。
電子技術部、ITS企画部をへて2007年㈱トヨタマップマスターへ出向。
2013年同社へ転籍、社長就任。約40年カーナビ、ITSを担当

井料 降雅

神戸大学大学院 工学研究科 教授

東京大学大学院工学系研究科社会基盤工学専攻修了、博士(工学)。
平成15年より神戸大学工学部助手、その後、同大学院工学研究科助教,准教授を経て、平成25年3月より同教授(現職)。
専門は交通ネットワーク理論,交通ビッグデータ分析など。

川渕 啓司

川渕 啓司

筑紫が丘自治会長

団塊世代の生まれで、筑紫が丘自治会の副会長を経て、2017年度より会長に就任。自治会では、地域の高齢化に対応して、より安全・安心で住みよい街づくり、活力のある魅力的な街づくりを目指している。

行司 高博

行司 高博

兵庫県立大学 事務局社会貢献部長

高砂市出身、1990年に兵庫県職員として採用されて以来、「地域振興」、「産業
振興」の関連の職場で長く勤務し、特に、地域におけるICT活用には積極的に取
り組んできました。昨年度は、中小企業へのIoT、AI導入を推進するため、兵庫
県・神戸市の協調による支援制度づくりに取り組みました。現在、兵庫県立大学
事務局に勤務。

笹本 翔

笹本 翔

国土交通省 自動車局 技術政策課

2009年4月に国土交通省入省。これまでに、国産旅客機MRJの安全認証審査や、自動車関連制度等のソフトインフラの海外展開、国土交通省全体の技術政策の企画立案・総括などに従事。2017年7月より現職。今回のテーマである自動運転のほか、自動車アセスメントや先進安全自動車(ASV)推進プロジェクトを担当。

二宮 健

二宮 健

警察庁 交通局交通企画課 自動運転企画室 課長補佐

平成19年に警察庁入庁。警察庁交通局交通規制課勤務等に従事し、平成28年4月より交通企画課課長補佐として自動運転を担当。技術開発の方向性に即した自 動運転の段階的実現に向けた調査研究等に従事。

松本 浩之

松本 浩之

みなと観光バス株式会社 社 代表取締役

経歴
商社勤務を経て平成2年9月みなと観光バス㈱設立と同時に代表に就任
平成13年度新産業創造プログラム認定事業者
平成17年度循環型社会先導プロジェクト実施事業者
平成22、23年度 加西市交通政策アドバイザー就任
平成25年六甲アイランド地域振興会代表幹事に就任

【主な活動実績】
平成2年  9月 創業と同時に一般貸切旅客自動車運送事業の経営許可を得る
平成14年9月 一般乗合旅客自動車運送事業の経営許可を得て六甲アイランド〜阪急岡本間の路線バス運行開始
平成17年1月   住吉台くるくるバス運行開始によりコミュニティバス事業に参入、地域活性化を目的としたコミュニティバスを展開
平成28年 5月 新技術によるデジタルタコグラフ・バスロケーションシステムの開発に成功。特許9件出願・現在2件取得し運行支援システムを本格的に展開
平成29年12月現在 路線バス14系統、営業キロ数197キロの路線バス会社となる

武藤 一浩

武藤 一浩

株式会社日本総合研究所 創発戦略センター マネジャー

1998年03月 明治大学理工学部卒業 、同年04月 株式会社日本総合研究所入社
現在、創発戦略センター所属
入社以来、複数の事業化コンソーシアムの立上げ運営の経験(事業計画策定、資金調達実践、顧客開拓戦略策定および営業実践、特許出願(42件)、など)を経て、次世代交通チームリーダーを担う。現在、チームリーダーとして、モビリティサービスの事業化にむけ、事業化コンソーシアムの立上げ中。

【主な新規事業創出やプロデュース活動】
神戸市筑紫が丘におけるラストマイル自動運転移動サービス実証の総合プロデューサー
次世代交通システムの事業化を検討するCOSMOS(Community Oriented Standing-by MObility Service)コンソーシアム(2013年〜2015年)の立上げ及び運営の統括
電気自動車のコミュニティカーシェアリング(スマート・シェア倶楽部)の事業化プロデューサー
次世代リサイクルシステムの事業化を検討するMATICS(MAterial Tracing IC System)コンソーシアム(2004年〜2006年)の立上げ及び運営
【主な国プロジェクト】
平成28年度「スマートモビリティシステム研究開発・実証事業:専用空間における自動走行等を活用した端末交通システムの社会実装に向けた実証」プロジェクトマネジャー
平成29年度「高度な自動走行の社会実装に向けた研究開発・実証事業:専用空間における自動走行等を活用した端末交通システムの社会実装に向けた実証」プロジェクトマネジャー
【民間企業へのコンサルティング】
交通、自動運転分野における戦略検討および実証、事業化のプロデュースに関するコンサルティング(多数)

森川 高行

森川 高行

名古屋大学大学院 未来社会創造機構 教授
名古屋大学COI (Center of Innovation) 研究リーダー

1958年神戸市生まれ。
兵庫県立神戸高校卒業、京都大学工学部交通土木工学科卒業、同大学院修士課程修了。マサチューセッツ工科大学(MIT)大学院博士課程修了。京都大学助手、名古屋大学助教授、MIT客員准教授を経て、2000年から名古屋大学大学院教授。専門は、交通計画、次世代モビリティ、都市計画、消費者行動論。
主な著書に「交通行動の分析とモデリング」(共編著、技報堂出版)、「道路は、だれのものか」(ダイヤモンド社)。

井上 佳三(モデレータ)

井上 佳三(モデレータ)

株式会社自動車新聞社 代表取締役社長

2007年に株式会社自動車新聞社に入社。
「ひと・まち・モビリティ」をテーマとしたモビリティサービス専門誌「LIGARE」を創刊し、 2016年には立命館大学、デンソー、住友電工、富士通テン、パナソニックなどとFuture Mobility 研究会を立ち上げ、将来のモビリティについて研究を行なう。
LIGARE編集長を経て2017年に代表取締役に就任。