「共創時代のコミュニティのありかたとは~NASA、バチカン、神戸市の挑戦~」

講演概要

最近ではティール組織など、組織運営はプラトンの時代から議論されています。また、組織の枠組みを越えて社会の抱える課題などの解決を目指す「共創」も今、盛んです。その手法の1つに、チームで挑むハッカソン(ITイベント)があります。一般参加可能な例は昨春、世界で約2万5千人が挑戦したNASA主催のSpace Apps Challenge(関西にも初上陸)。先月はカトリックの総本山であるバチカンが、VHacksを初開催しました。
身近な課題の解決にITと共創で挑むコミュニティであるCode for KOBEは、昨秋「Code for Japan Summit」を神戸で開催しました。
神戸市による取り組みも交え、共創の鍵はコミュニティという意識のもと、「共創のありかた」を探ります。

日時

4月27日(金)15:30~16:30

会場

KIITO・303

参加

無料

出演者

とりやま みゆき

とりやま みゆき

Space Apps Challenge Osakaオーガナイザー
神戸女学院大学出身。2012年から年1回開催されている、NASA(米国航空宇宙局)主催の公式プログラムで、世界同時開催かつ世界最大規模のオープンデータハッカソン「Space Apps Challenge」を2017年に関西に初上陸させた。
フリーランスながら、有名スポンサーならびに豪華な審査員、有能なコアメンバーの協力を得た。
ハッカソン受賞歴
・JST主催CRESTシーズ「ものアプリハッカソンSUPER」優勝
・情報銀行コンソーシアム主催アイディアソン優勝

加納 隆(かのう たかし)

加納 隆(かのう たかし)

buildBlue ディレクター
1987年立教大学経済学部卒業
ネットワンシステムズ、SAPジャパンのコンサルタントを経て、"ITと自然環境の融合"を目的に独立
基盤システムのコンサルをしつつ、インドネシアの熱帯雨林での、森林火災、植林に関する地図情報システムで現地NGOと連携中
2017年、「NASA Space Apps Challenge Osaka 2017」最優秀賞受賞
神戸在住で、環境カウンセラーひょうご在籍、アースデイ神戸2013出展

西谷 友彬(にしたに ともあき)

西谷 友彬(にしたに ともあき)

Code for Kobe 代表
神戸ニシタニ企画 代表
2007年4月、生活協同組合コープこうべ入所。2016年1月、NPO法人グリーンズの編集学校参加を機に組織外での活動を開始し、シビックテックを推進する「Code for Kobe」に参加。同年6月より代表を務める。以降コープこうべの若手有志団体「Insideout Coop Kobe」への参加やコープこうべ初のアイデアソン開催、次代コープこうべづくり等イノベーション推進にも挑戦。16年12月から約1か月半の育児休暇取得後、17年2月よりコープリビング甲南にて家具・インテリア担当主任。18年4月、退職し独立。さらなる共創の実現に取り組む。

長井 伸晃(ながい のぶあき)

長井 伸晃(ながい のぶあき)

神戸市企画調整局政策企画部産学連携課 担当係長
神戸大学学術・産業イノベーション創造本部 非常勤講師
078実行委員会 運営委員(interactive部門)
関西学院大学卒業後、神戸市入庁。長田区保護課、行財政局給与課を経て現職。
産学官連携のコミュニティを形成しながら、ICT・データを活用した地域課題の解決やウェアラブルデバイスを活用した新たな市民サービス・ビジネスの創出に取り組む。また、078をはじめとする神戸市内のIT関連イベント・共創企画に携わる。